まさ隊長から見た現場管理者と職人

仕事の話

まさ隊長です。
安心して仕事を頼めるか、現場管理者と職人との関係性まで把握しよう。
現場管理者の仕事と職人について、両方の目線の話です。
よく、会話の中に
A : 仕事何やってるの?
B : 現場管理~。
これって、実は奥深いのです。
施工管理技士の資格を持っていると、建設業の現場代理人という仕事に就くことができます。

現場代理人とは請負者(社長)に代わって権限を持つ人。いわば社長代理なんです。
これを理解している人は少ないですね。威張っていたり、せこかったり、うそをついたり、ごまかしたり。発注者にはペコペコする。下請けには冷たい。
あなたの会社の社長はそんな人なんですね!って思いますね。

現場代理人は、社長の代わりに色々な権限を持っているのですよ!自覚してください!

ここでいう現場管理者とは、その現場で最善の仕事をしようと努力するすべての携わる人。すなわち、職人も含まれると考えます。ですが、違う会社であれば現場管理者と職人の立場は変わります。

現場管理とは
工程管理、納期管理、発注管理、仕様管理、下請け管理、安全管理、予算管理、施工管理、設計監理、車両管理、天候管理、廃棄物管理
これらを一人でこなせば管理費は安くなるけど見落とすところも出てきます。
大勢でこなせば完璧に近い管理になりますが管理費が膨大になります。

何が言いたいかというと、
打ち合わせをして見積して仕様を決めて、現場をまとめる管理者と実際動く職人2者が発注者の要望を理解しないと現場はうまくいきません。2者のコミュニケーション不足が起きると様々な問題が起きます。

・見積はしたが、一式で値引かれて、仕様はそのままだった。(どこかで手抜きをしようと考える)

・工事が終わった後、予算がないのでと言われ良い仕様で工事をしたのに値引かれた。(この会社の仕事は二度とやらないってことになり、協力業者がコロコロ替わる。)

・打ち合わせした仕様と実際の仕様が違った。(一度壊してやり直しが発生するが、それについての追加工事予算が無いため適当な工事になる。追加で出すから仕事してくれと、だまして仕事をさせる。結果追加代金もらえない。)

まだまだありますが、このようなことが日常的に起こっています。
当然そうでない会社もたくさんあります。
現場管理者と職人は一体とならないといけませんね!
企業は税金を納めるために仕事をします。
すなわち利益を出すために仕事をしています。自分の会社だけ生き残ればいいなんてことはなく、発注者と職人との需要と供給のバランスを調整する仕事、いわば中間管理職なような仕事ができるように建設業全体が変わっていく必要があります。
相手(お客様、協力業者)の利益も尊重し、自分の利益も確保する。
建設業で働く人が減っている中、現場管理者は職人の、職人は現場管理者の気持ちを理解しあえる関係にないと良い仕事はできません。
社内の円滑化に努め設計から施工まで一貫してできる会社がこれからの時代にマッチしていくと思います。

 

 

コメント

  1. […]    現場管理者と職人 […]

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